@江田Ku-cgalla

1048が仕事で来れなくなったので一人で観て来ましたよ。

でももの凄く眠いのでまた明日書きます。 書いた。書きすぎたorz

会場のクーカラはインターナチュラルガーデンプランツというショッピングモールのなかのお店の一つで、1階がレストラン、2階がカフェです。ライブタイトルがというのは、そのカフェの内装がまるで洞窟の中のようになってるからだそうです。

19時ころに開場して、1階の受付で1048の無念を伝えつつお金を払った後2階へ向かいました。おー、確かに洞窟っぽい。でも壁の色は乳白色ですよ。珪藻土っていう土らしいです。福生のチキンシャックを白くした感じ。

階段を上がるとすぐにバーカウンターがありました。ステージはその反対側、ちょっと窪んだ空間に楽器や椅子が並べてあります。そしてフロアの真ん中あたりに4人掛けくらいのベンチと、そのうしろに丸い椅子が三脚くらい。ステージとベンチの間には床に畳のマットが敷かれていて、そこに座ってライブが観れるようになってました。ステージと客席の距離はないです。近すぎ。

おれはまずドリンクチケットをりんごジュースと交換して、あと腹が減っていたのでおにぎり(2個)を買いました。取り合わせの悪さ大爆発。でもお茶がなかったからしょうがない。いや、サンドイッチがあったんやけどね。でも空腹を満たすにはおにぎりですよ。日本人ならパンより米ですよ。米はアメリカですが*1

食料を調達したおれは、畳の席の一番後ろに陣取りました。時間を勘違いして早めに来た甲斐があってお客さんもまだ少なめですよ。余裕。

早速おにぎりを頂きます。玄米のおにぎりらしいです。ちゃんと味付けしてありますよ。おーうまいうまい。そして付け合せのたくあん*2をかじったら花火みたいな味がしてびっくりしました。でもひとりなのでリアクションはとりません。咳をしてもひとりです。とりあえず携帯に「たくあんが花火の味」と残しておきました。

さて、ライブまではまだ時間があるので、本を読むことにしました。間接照明なので明るくはなかったけど。しかしライブ直前に読書って言うのもあれやな*3。その間にだんだんお客さんも増えてきたのでちょっと前に詰めたり、トイレに行ったりもしました。

そろそろかなーと思っていると、後ろの方から拍手が。おー。曽我部さん登場ですよ。

今日のライブは曽我部恵一ランデヴー・バンドでの出演です。メンバーは、曽我部恵一(ボーカル・ギター)、 高野動(キーボード)、伊賀航(ウッドベース)、加藤雄一郎(サックス)。加藤さんはクラリネットも吹いてたと思います。ちょうど伊賀さんとかぶっててよう観えんかったけど。曲によって使い分けてましたよ。

アコースティックということで、伊賀さん以外は座って演奏しますよ。譜面も用意してます。曽我部さんのファイル*4には直筆のイラストが。ええなーあのファイル。

軽く挨拶した後、1曲目はアコースティックギター幻想曲です。おお。このバンドならではのスタートですね。目をつぶってゆらゆらしながら…おやおやハマタさん、居眠りですか。気持ちよかったですよ。今日の曽我部さんの声はちょっとかすれ気味。昨日もライブやったしねぇ。そして次の曲はイントロなしで歌いだして、その歌詞を聴いて一瞬耳を疑いました。スロウライダーですよ。うわー。これ凄くかっこええよ。サックスがたまらん。正直、原曲よりもこっちのほうが断然好きです。今日のライブ音源化されんかなー。とか思ってると次の曲。曽我部さんのアルペジオに客席からは「あぁ」という溜め息が。東京です。さっきとは打って変わってギターの音と曽我部さんの声だけが響きます。2番からはベース、キーボード、サックスの音が、静かに、そーっと入ってきました。もうこの3曲だけでお腹いっぱいになりそうやけど、まだまだ続きますよ。次のテレフォン・ラブも、ギターはアルペジオから入ってだんだん盛り上がっていく、というアレンジ。コール&レスポンスもなしでした。

テレフォン・ラブが終わると、曽我部さんがギターを高野さんに渡してカリンバを持ちました。ということはあれですね、sampoですね。この曲、どたどたと足でリズムをとるのがええなー。そして高野さんが弾くギターもかっこよし。伊賀さんの低音コーラスも良かったけど、アーケストラのコーラスが聴ききたかった…というのは欲張りすぎですかそうですか。

そしてまたギターを持ってトーキョーストーリー。ランデブーなので「ヘイ!」はありません。ヘイなしトーキョーストーリーです。このあと切れ目なく七月の宇宙遊泳へ。混沌としてきましたよ。曲の最後のほうで、曽我部さん右手で開放弦鳴らしながら左手で譜面をずっとぱらぱらやってました。次の曲を探してたんやろか?で、次の曲はかげろうでした。しっとり。やっぱり『sketch of shimokitazawa』の曲やってくれるね。

ここでメンバー紹介。そして「これからは夜の部です」とひとこと言って、夜の行進がやってくるともう1曲新曲を続けて。これは多分ラジオでやった曲やと思う。「真夜中までの距離3000マイル〜」っていう歌い出しの、静かな曲。歌詞が文学的。確かに夜の部や。

続いてはFIRE ENGINEですよ。これもいつもとは違って喘ぎなしです。でも大人しかったわけではないですよ。途中ギターをかきむしって何度も吼えてましたよ。バンドのときの湿度の高いねっとりとしたのとは違う熱さでした。鬼気迫る感じ…か?

そして一転してラブレター。この曲はライブで聴くの初めて。アルバムのタイトル曲やのにね。しかも他の曲は全部ライブで聴いたことあるのに。でもこの曲もこのメンバーならではかも。

そしてこのあたりではじめてのMCですよ。

「どうも、こんばんは。楽しんでる?今日はいつもと違う感じでやってます」って。

うん。気付いてた。

で、MC終了。短い。

その後は浜辺週末と、まったりとした3曲。どの曲も目をつぶると風景が浮かんできますよ。うわー気持ちええなぁ。

そしてLOVE SICKです。手拍子手拍子。えびしんずごなびーおーらーい。演者同士が笑顔で目配せしながら演奏するのが素敵過ぎる。楽しそうやなぁ。おれも楽しいけど。で「最後の曲になりました」と言ってベティ
最後の「らららーらーららー」もみんな楽しそうに歌ってました。

メンバーが下がるとアンコールの拍手。

程なくしてランデブーのみなさん再び登場。わー。と思ってたら伊賀さんがお客さんの飲み物こぼした!あらあらあら。伊賀さんどんまい!

ここで曽我部さんが再びメンバーの紹介を。このとき「サニーデイが来年復活するらしいよ」という爆弾発言が!!!と思ったら、どうやら巷でそういう噂が流れとるらしい。曽我部さんは高野さんから復活の話を聞いたみたいですよ。なーんや。びびったびびった。高野さん曰く「おれが観たい」って。高野さん、高野さんはやる側ですよ!

肝心のアンコールは、やる予定がなかったらしく、急遽伊賀さんの大好きな曲をやることに。伊賀さんはこの曲をライブでやりたかったらしいんやけど、曲順を決める時点で外れたらしいですよ。伊賀さんの落胆振りが「エサを取り上げられたでかい犬みたいだった」とは曽我部さんの弁。相変わらずの例え上手ですね。

というわけで演奏されたのはです。なるほどー。確かにこのベースは弾いてて気持ち良さそう。おれもこの曲のベースは好きです。体もゆらゆらゆれますよ。

あー。ええもん観た。


いつもは、コール&レスポンスがあって、お客さんが一緒に歌うっていう参加型のライブやけど今日は違ってました。手拍子とか多少はあったけど、一体感を得るライブではなくて、バンドの演奏が作り出す空気にただ乗っかるだけ。まるで舟みたい。まあ、酔ったのは演奏にやけどね*5

なんにせよランデブーバンドはあまりやることがないので、今日観れてほんまに良かったです。次やるときも観たいなぁ。

*1:言うたった

*2:かと思ったら大根の燻製らしいです

*3:どれや

*4:無印のやつと思われる

*5:言うったった言うたった